「毛原さんのスタジオ訪問」の回

 1月18日に東山区にある毛原さんのスタジオを訪問しました。
 関東出身の毛原さんは現在、HAPSスタジオ(旧・新道小学校)の一室で制作活動をされています。
京都芸術センターと同じように、廃校になった小学校の校舎を利用して作られたスタジオに入ると、
ボランティア・スタッフからは「懐かしい〜!」という声が聞こえてきました。

 毛原さんは、テレビやラジオの微弱な電波を使ったプロジェクトを全国で行ってきました。
「まずは体験してみよう!」ということで、毛原さんがカメラを向けると・・・



ボランティア・スタッフがテレビに映りました!

映像は通常のテレビ放送と同じように、近くにあるすべてのテレビでチャンネルを合わせると見ることができます。
微弱な電波なので、遠くまでは届きませんが、近くの電波が届く範囲の地域ではどのテレビでも見ることができるそうです。
(古いテレビの画面で見ると、まるで映画俳優みたいで素敵ですね!)

さいころから何かを作ったり、分解したりすることが好きだったという毛原さん。
「<説明書にない使い方>を発見したい」という言葉が印象的でした。
今の子どもたちは、自分で遊びを発見したり、つくる経験が少なくなっているような…。
学校や教育施設でもボランティアをされている参加者からは、そうした今の学校教育を心配する声もあがり、話が盛り上がりました。

次回は東さんとのミーティングです!

ボランティア・スタッフと招聘アーティスト、顔合わせ!の回

 昨年の12月15日に招聘アーティストのお二人、東明さんと毛原大樹さんに京都芸術センターまでお越しいただき、ボランティア・スタッフとの顔合わせを行いました。
東さんは8か月になる娘さんを連れての参加でした。娘さんの可愛らしさに、女性陣からは思わず笑顔がこぼれていました。
 ボランティア・スタッフとの自己紹介のあと、東さんは、アフリカのナイロビでレジデンスをされた時のお話をしてくださいました。ナイロビでは、土や布を使用した立体作品を制作するとともに、現地で調達したビニール袋で沢山のパラシュートをつくり、近所の教会に集まった子どもたちと遊んだそうです。写真ではアフリカの空にたくさんのパラシュートが空に舞っている様子を見ることができました。写真の中の子どもたちの笑顔が印象的でした。
 毛原さんは、テレビやラジオを使ったこれまでの活動についてお話してくださいました。毛原さんは、デジタル化によって「空き地」になった電波帯域を使ってテレビ番組をつくるプロジェクトを行ったり、全国でラジオの発信装置をつくるワークショップを行ったりもされています。
 アーティストと話すことによって、参加者のみなさまの今回のプロジェクトへの期待が高まってきたようでした。

招聘アーティスト決定!

「NEW HOME」をコンセプトに、動き出したてんとうむしプロジェクト第5弾。
招聘アーティストが決定しました!


今回、「NEW HOME」をともにつくっていくことになったのは、
東明(ひがしあきら)さんと毛原大樹(けはらひろき)さん。

以前、京都芸術センターの制作室を利用していたこともある東さんは、枝や布、ビニールなどの素材を使った立体作品や、パラシュートの原理を利用した作品を制作してきました。アフリカやアメリカでのレジデンス経験もあり、さまざまな国や地域で現地の人と関わりながら制作を続けています。
(東さんのホームページ http://www.akirahigashi.com/

一方の毛原さんは、全国でラジオやテレビの電波を使ったさまざまな活動を展開してきました。
各地でラジオの発信機を使ったワークショップを行ったり、廃校になった小学校の教室を利用して人の集うプラットフォームを作ったりと、
「通信」を軸に人と人との関わり方を創造し続けています。

人との関わりを積極的に求め、作品を制作する東さんと毛原さん。
今回の「NEW HOME」にぴったりのアーティストということで、オファーをし、快く承諾してくださいました。


アーティストとプロジェクトメンバーは、今後、ミーティングやワークショップを重ね、
4月〜5月に開催する展覧会『てんとうむしプロジェクト05 NEW HOME』をともに作っていく予定です。

そしてプロジェクトに関わる、新たなメンバーを大募集!
何か新しいことをやってみたい、アートの現場に興味がある、そんな方を募集しています。
興味がある方は、まずはプロジェクト説明会へお越しください。
NEW HOMEを盛り上げてくださるメンバーをお待ちしております♪


【てんとうむしプロジェクト05 NEW HOME】
[プロジェクト説明会]
日時:1月19日(日)、25日(土)11:00−12:00
会場:京都芸術センター ミーティングルーム2(南館3階)

てんとうむしプロジェクト第5弾が始まります!!

 京都芸術センターのボランティア・スタッフとともに企画・運営してきた「てんとうむしプロジェクト」。
 第5回目の開催が決定しました!

 今回のてんとうむしプロジェクトのため、昨年8月頃から過去のプロジェクトに参加したボランティア・スタッフへのヒアリングを実施。
 ヒアリングの結果、てんとうむしプロジェクトの活動をもっとたくさんの人(新しいボランティアや外部の人)を巻き込んで進めたい、若手のアーティストを応援したい、などの意見を聞くことができました。
 
 そこで決定した今回のコンセプトは・・・・『NEW HOME』

 ボランティア・スタッフの中には、開設当初から京都芸術センターに関わり、センターを第二の家のように感じてくれている方もいれば、最近ボランティア・スタッフに登録したばかりという人もいます。今回のプロジェクトを通して人々が交流することで、京都芸術センターがより親しみやすい存在になるように、との意味をこめたコンセプトです。
 さらに、今回のプロジェクトをきっかけに、より多くの方に京都芸術センターに親しんでもらいたいという思いから、今回はボランティア・スタッフからだけでなく、プロジェクトメンバーを広く募集することになりました。

 次回の記事では招聘アーティストについてお知らせします!

作業開始!

第6回のミーティングを11月18日(日)に行いました。

まずはミーティングから。Mさんが作った、「2000年後の学級新聞」のサンプルをみんなで読みあいます。2000年後の小学校は、いったいどうなっているのでしょうか?



また、前回に引き続き、展覧会のプランについての話し合い。そろそろ具体的になってきたため、作業のグループ分けも考え始めました。


そして、午後からはついに、展示作品の一部を制作開始!




様子を見に来た富永館長も参加…??



作業はその日の夜遅くまで続きました。
ボランティアの皆さん、お疲れさまでした!


次回のミーティングは12月16日(日)。10:00〜12:00にミーティングを行い、13:00〜に今回とった拓本に色をつけていく作業をする予定です。

第5回ミーティング報告

2012年10月7日(日)、KYOTO EXPERIMENT 2012(京都国際舞台芸術祭)の真最中です!
また、9月の中旬から、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムで2組のレジデントが京都芸術センターに滞在し、作品制作を行っているため、京都芸術センターの館内は一気に国際色豊かな空間に…。館内のいたるところに、様々な国から来たアーティストたちの姿を見つけることができます。


そんな中、今日は明倫学区(京都芸術センター付近の自治体です)の運動会がグラウンドで行われており、いつもに増して賑やかな様子です。


そして、今日はてんとうむしプロジェクトのミーティングの日でもあります。
1か月ぶりに京都に訪れた柴川さん。運動会に興味津々のようです。センターに到着するやいなや、グラウンドの方に…。


ミーティングの時間が始まりました。まずは宿題から…。



いろいろ面白そうなものが集まりました。



前回までのアイデアをまとめたものをみんなでおさらいしてから、さらに意見交換を行いました。ついに、展覧会のテーマが確定!京都芸術センターが、元・明倫小学校の建物をそのまま利用して運営されていることから、「2000年後の小学校」をテーマに、これからプロジェクトを進めていくことになりました。


午後からは京都市学校歴史博物館へ。京都市の学校の歴史を学びに行きました。


11月18日に行う予定の次回ミーティングでは、アイデア交換会などを行うとともに、実際に展示する作品作りも始めていきます。いよいよプロジェクトも本格化してきました!

第4回ミーティング報告

2012年9月2日(日)、第4回ミーティングが行われました。



まず、前回のミーティングでみんなから出たアイデアを柴川さんなりにまとめたものを見ながら、いままでの復習を。



そして、宿題のみせあいっこをします。
さて、みんなが持ち寄った、柴川さんの作品とコラボしたら面白そうなものとは…?



実際に作品の隣に並べてみたりしながら、話し合っています。



引き続き、グループに分かれてアイデア交換。
なるべく、前回のミーティングで同じグループにならなかった人同士の組み合わせになるように分かれてみました。



出てくるアイデアは、前回よりも具体的なものになってきました。
次回もまた、コラボするもの探しと、意見交換を行う予定です。